「死にたい」から「生きてるんやなぁ」へ・・・
2014/01/15こんにちは、任意売却コンサルタントの新井です。
今回のブログのタイトルは、先日、任意売却により無事解決された
中川さん(仮名)が口にされた言葉です。
中川さんはもともと、某大手自動車メーカーに勤務され、数年前に定年退職されました
2人のお子さんは既に独立し家庭を持たれて、中川さんは数千万の退職金を手に、
広々としたお家で夫婦仲良く、のんびりと老後を楽しもうと考えていらっしゃいました。
ところが、そんな順風満帆だった中川さんが、住宅ローンの返済が不能になり、
ご夫婦でご相談に来られることになったのです。
一体何があったのでしょう・・・
それは、退職してすぐのこと。
元同僚からの誘いで、ある証券会社の営業を紹介された事から始まりました。
中川さんは、その営業マンと元同僚に勧められるがまま、株への投資を・・・。
気がついた時には、退職金のほぼ全てを投資し、株を購入してしまったのです。
ただ、中川さん本人も以前から株等の投資に興味があったので、その時は大丈夫!
と思われたのでした。しかし、投資先の企業がまさかの倒産。
(この倒産企業は、一時ニュースで騒がれるほどでした)
これにより、長年勤めて得た退職金のほぼ全てが紙切れに変わってしまったのです。
「天国から地獄」・・・この言葉は、初めてご相談に来られた際に、
奥様が涙して言われた言葉です。
「こんな目に遭うなら死にたい」「後悔してもしきれない」
初めてお会いした際、何度この言葉を口にされたことでしょう。
現在の中川さんはと言うと・・・
今では希望を持って新しい人生のスタートを切る事ができました。
無事解決に至った日、
中川さんご夫婦と歩いていると、ご主人が急に立ち止まり、
空を見上げて、「生きてるんやなぁ」とつぶやかれました。
そう言ったご主人の横顔は、長年悩み、苦しんだ自分自身への決別と、
新たな決意が入り混じった、何ともいいようのない表情でした。
そして、私の方を向いてニッコリと笑い、「良かったです。ホンマに良かったです。」と、
嬉しそうに言ってくれました。
中川さんのようにご相談に来られる方の中には、「死にたい」と口にされる方も
少なくはありません。 何も恥ずかしい事でも、情けない事でもありません。
お金の問題というのは、それぐらい本当に辛く大変な事だと、私たちは思っていますし、知っています。
一人、または夫婦だけで全てを抱え込むのは、本当に辛いものです。
でも、一人より二人、二人より三人、と、一緒に同じ問題を考え、頑張れば
乗り越えられる事も沢山あります。
今まで、悩み苦しんだ分を、少しでもいいので私たちにパスして下さい。
きっと、気持ちも少し軽くなるはずです。
絶対に一人で抱え込まないで下さい!
住宅ローンの返済や、ご自宅の問題で、誰にも相談出来ないお悩みがあれば、
必ずご相談下さい。
一緒に考えましょう。
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