こどもの日
2014/05/16
みなさん。こんにちは。
任意売却コンサルタントの峯元です。
急に夏になったような気温が続きますが、体調に気をつけてくださいね。
5月5日はこどもの日、でしたね。
先日、息子の初節句を無事に行うことができました。
久しぶりに両家の親・兄弟が集まることが出来たので、楽しい会になりました。
その際、飾った兜です。
これは、私の節句のときに使っていた兜でした。
実は、この兜を飾ることが出来たのには、
私の母の深い愛がありました。
19年前、私が実家で生活していた頃、阪神大震災が起こりました。
そして、私たち家族が20年間暮らしていた住まいは全壊し、
引越しを余儀なくされました。
やっとの思いで文化住宅に引っ越すことができました。
その家は、今までの住まいよりも小さく、家具はもちろん、
荷物なども捨てていかないといけない状況でした。
私の母は荷物を捨てきれずに悩んでいました。
母が迷っていたひとつが、兜でした。
「大切な思い出が詰まっているから捨てられない」
兜を前にして母が言いました。
そんな母に対し、私は苛立ちを覚え、
「震災後で大変な状況なんだから、そんな事を言っている場合じゃないだろう」
ときつい言葉を投げかけていました。
それでも母は、「必ず必要なものなのだ」と譲りませんでした。
そして今年、孫の初節句に飾ってほしいと、母が兜を持ってきました。
その兜を見た途端に、一気に19年前のことが思い出されました。
母の思いに感謝しました。
いつか私の子のために飾る日が来るのかもしれない・・・と
想ってくれていたこと。
そんな願いをもってこの日まで大切に持ってくれていたこと。
子を持つ親になった今、
5月5日のこどもの日は、親への感謝を想う日になりました。
本当にありがとう。