任意売却の最大の敵は税金かもしれません
2014/05/30みなさん、こんにちは。
任意売却コンサルタントの佐藤です。
昨日は東京は真夏日を超え、6月下旬並の気温だったそうです。
私は先日風邪を引いてしまい、悪寒が走る状態ではありましたが・・・。
健康状態って病気になって初めてありがたみを感じるものですね。
今日は税金の未納の恐ろしさについてお伝えしたいと思います。
先日競売にかけられたAさん。
のんびりした性格のAさんは競売にかけられ初めて事態の深刻さに気付き、
当社に任意売却の依頼をされました。
私達も早期に販売活動を始め、
遅延損害金、競売申立費用を含むすべての借金を完済して、
売主に数万ほど残る金額で契約するこができました。
しかし決済前に突然税金の差押が入りました。
その金額は100万円(うち本税は60万)・・・!
急いで役所に駆け込みました。
今回競売になったがなんとか借金の残らない金額での売却になりそうなこと。
仮に競売になっても役所には抵当権者である銀行より後順位のため一銭も入らないこと。
競売になればそもそもAさんの生活の再建はかなり苦しいものになるということ。
だが役所の対応はマニュアル通りに「全額納付」以外一切受け付けないとの一点張り。
この「全額納付」の流れはY市から始まった対応なんです。
そもそもY市の担当が言うには任意売却の際「全額納付」と突っぱねたら
回収できる金額が前年度より増えたとのこと。
その話を聞いた時、「そんなことあるか!」と怒りがこみ上げました。
そもそも個別にしっかりと対応していれば回収できるものは回収できます。
回収できないなら競売で良いという対応は、あまりにもひどい話です。
今その件でなんとかしようと奔走ですが、
いま税金の回収については非常に厳しい対応になっています。
今の役所の対応には債権者も困り果てているケースが多いようです。
そうなる前に何らかの手を打たなければなりませんね。
少しでも困ったなと思ったら早めにご相談下さい!