こどもの日
みなさん。こんにちは。
任意売却コンサルタントの峯元です。
急に夏になったような気温が続きますが、体調に気をつけてくださいね。
5月5日はこどもの日、でしたね。
先日、息子の初節句を無事に行うことができました。
久しぶりに両家の親・兄弟が集まることが出来たので、楽しい会になりました。
その際、飾った兜です。
これは、私の節句のときに使っていた兜でした。
実は、この兜を飾ることが出来たのには、
私の母の深い愛がありました。
19年前、私が実家で生活していた頃、阪神大震災が起こりました。
そして、私たち家族が20年間暮らしていた住まいは全壊し、
引越しを余儀なくされました。
やっとの思いで文化住宅に引っ越すことができました。
その家は、今までの住まいよりも小さく、家具はもちろん、
荷物なども捨てていかないといけない状況でした。
私の母は荷物を捨てきれずに悩んでいました。
母が迷っていたひとつが、兜でした。
「大切な思い出が詰まっているから捨てられない」
兜を前にして母が言いました。
そんな母に対し、私は苛立ちを覚え、
「震災後で大変な状況なんだから、そんな事を言っている場合じゃないだろう」
ときつい言葉を投げかけていました。
それでも母は、「必ず必要なものなのだ」と譲りませんでした。
そして今年、孫の初節句に飾ってほしいと、母が兜を持ってきました。
その兜を見た途端に、一気に19年前のことが思い出されました。
母の思いに感謝しました。
いつか私の子のために飾る日が来るのかもしれない・・・と
想ってくれていたこと。
そんな願いをもってこの日まで大切に持ってくれていたこと。
子を持つ親になった今、
5月5日のこどもの日は、親への感謝を想う日になりました。
本当にありがとう。