返済し終わっているのに・・・。
みなさん、こんにちは。
任意売却コンサルタントの鈴木です。
今週になってすっかり秋めいてきました。
日差しも和らぎすごく過ごしやすくなってきました。
食欲の秋、読書の秋などありますが、私はスポーツの秋!
すこし増えた体重を落とすためランニングを始めましたので頑張りたいと思います。
さて今回は返済したのにも関わらず、その抵当権のせいで
競売になった方のお話をします。
Aさんは都内で印刷業をやっていらっしゃる自営業者。
自転車操業でなんとかやり繰りをしていたのですが、
ついに売上が伸びず住宅ローンの支払いもままならない状態に。
大けがをする前に自宅を売却することに決めました。
幸いにも売却すればなんとか少しは手元にお金が残りそうだったので、
今すぐ売りにだそうとします。
でもここで問題が発生します。
2番抵当に名の知れぬ貸金業者の名前が・・・。
でもAさんに聞くとすでに完済しているから大丈夫だよとのこと。
しかし抵当権抹消に必要な書類はだいぶ年数が経っているため
どこにあるかわからないとのこと。
じゃあその貸金業者に問合せをしてみようにも
すでに倒産しているではありませんか!
では他の方法で抵当権抹消の手続きを取ろうにも、
すでに競売手続きに入っていたため、
抵当権の抹消のための手続き(裁判所を活用します)も手間と時間がかかるこの方法では
入札までに間に合いそうにありません。
この場合、完済時にその貸金業者から届く抵当権抹消の書類をすぐに
法務局に持ち込めば良かったのは言うまでもありませんが、
最悪それをしなかったとしても、ご相談が早ければ裁判所を通して抵当権を抹消する
時間はあったかもしれません。
手元にお金を残すチャンスを時間によって潰された事例でした。
みなさんもいざという時のためでも良いのでご相談は早めに!
ご連絡お待ちしております。