離婚、震災を乗り越えて…
こんにちは、東京オフィス 任意売却コンサルタントの浜崎です。
さくらみらい相談室には、3年前の東日本大震災の影響を受けたご自宅をお持ちのお客様からのご相談も数多く寄せられております。
いまだ、自宅の修復もままならない状況で、住宅ローンの支払いにも困窮し、競売の申し立てを受けてしまう…。
今回は某大手不動産会社では任意売却できず、最後に当社へ依頼され、無事任意売却を終えられたお客様よりアンケートを送っていただきましたので、ご紹介させていただきます。
千葉県にお住まいの山野明子さん(仮名)からのメッセージです。
山野さんは、20年前に中古の戸建を購入しました。ご主人がローンを組んで、奥様が連帯保証人になりました。持分は各2分の1ずつです。
しかし、約6年前に離婚。
財産分与で元ご主人の持分は奥様に移転され、住宅ローンは引き続き、元ご主人が支払うことに。
山野さんは残された家で、一人で息子さんを育てながら、必死にがんばってきました。
しかし、3年前の東日本大震災の影響で、家は地盤沈下し、住める状態ではなくなりました。
なんとか修繕をしようにも、先立つお金も無く、やむなく、山野さんは姉の家に息子さんと一緒に身を寄せました。
元ご主人も、この5年は何とかローンを支払っていましたが、転職による収入源で支払いが滞り、ついに競売の申し立てを受けました。
地盤沈下で家は傾き、地面は割れたまま。
販売活動するには、悪い条件が揃っていました。
当初、山野さんは某大手不動産会社へ販売を依頼しましたが、1年経っても全く売れず、それどころか、経験不足からかめちゃくちゃな任意売却をしようとしていたことが分かりました。
不安になった山野さんは、当社へ相談に来られ、納得した上で、任意売却を進めることになりました。
上でも書きましたが、通常のお宅よりは、マイナスの要素が多く、販売活動は厳しいものがありました。
しかし、可能性の追求を諦めなかったので、ついに購入希望者を見つけることができました。
そこからは、一気に契約と、無事に決済を向かえることができました。
決済が無事に終了した時、山野さんと今までの苦労を話していると、不意に山野さんの目から大粒の涙がこぼれ落ちました。
女性で一人、息子さんを育てながら必死で働いて来て、大地震を経験し、競売の恐怖にも直面したのです。
無事に任意売却が出来て、心から安堵したのでしょう。
山野さんに泣きながら
「本当にありがとうございました」
と言われた時は、私も感動して目頭が熱くなりました。
また、安堵した理由には残債務の重圧から開放されたこともありました。
山野さんは連帯保証人ですが、決済の時に債権者の担当から、今後は請求を主債務者の元ご主人にのみ行うという説明を受けていました。
支払い能力が無いことは債権者も十分に理解したのでしょう。
あとは、息子さんと2人の生活だけを考えていけば良いのです。
最後に、手を振って帰って行く山野さんの笑顔は、本当に明るく素敵でした。
今回は山野さんが、某大手不動産会社から当社へ切り替えを決断したことからすべてが始まりました。
大手の不動産会社だから任意売却が成功するわけではありません。
任意売却のプロが行うから成功するのです。
今、他の会社に依頼していても結構です。
どうしたら良いかと悩んでいる時間が一番もったいないです。
競売を回避するのは時間との勝負です。
その大切な時間を決して無駄にしないでください。
私たちはこれからも、住宅ローンの返済にお困りの方のご相談にご対応し、任意売却のプロとしての活動を続けていきます。
ご相談、ご対応に費用はかかりませんので、無料相談窓口へお電話ください。
さくらみらい相談室(東京・大手町) : 0120-46-1108
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