任意売却とは
何らかのご事情により住宅ローンの返済が困難になった場合に、ご自宅が競売で落札されてしまう前に、債権者(金融機関)の合意を得て売却することをいいます。
(※住み続ける選択肢もあります)
・お客様のご希望
・ご返済状況、お仕事状況
ご状況に応じ、最大の可能性を考慮した方法で解決へ導きます。
- 1.住宅ローンの返済が難しくなりそう (収入減、リストラ、入院、離婚、等)
- 2.住宅ローンの返済を滞納している
- 3.裁判所から競売開始決定通知が届いている
- 4.固定資産税や管理費、その他のお借入れの返済を滞納している
ご自宅購入から競売になる流れ
住宅ローンの返済を滞納すると、いずれ債権者(金融機関)がご自宅の競売申立てを行います。
(※金融機関により異なりますが、3ヶ月~6ヶ月程度)
競売になれば、落札金は全て残債の返済に充てられ、お手元にお金は一切戻りません。
また、競売の場合、市場の相場より低い価格で取引きされるため、多く借金が残ってしまいます。
任意売却での解決の流れ
任意売却の場合は、債務者(あなた)、債権者(お借入れ先の金融機関)、双方にとってより良い解決方法をお話合いにより進めます。
私たちは、お客様と債権者(金融機関)の間に入り、双方の希望や条件をもとに、お話合いがスムーズに進むためのサポートをします。
税金(固定資産税、住民税)や、マンションの管理費や修繕積立金の滞納についても、役所や管理組合とのお話合いを行いますので、よりよい形での再出発を目指すことができます。
競売、通常の売却との違いは?
■競売・・・所有者(あなた)の意志とは関係なく、強制的に売却される
■任意売却・・・所有者(あなた)の意志で、売却することができる
競売との大きな違いは、債務者(あなた)の意思で売却できること。
競売の場合は強制的に進められ、競売になったことが近隣にも知られてしまいます。
※通常の売却との違いは、債権者(金融機関)の同意を得ることが必要ということです。
任意売却のメリット
1.市場価格に近い価格で販売できるため、残債を減らすことが可能。
任意売却は、競売に比べて市場価格に近い価格で販売ができるため、競売に比べて高い金額で売却することができます。残りの債務が減り、その後の生活再建支援につながります。
また、残りの債務についての相談にも、良心的に応じてくれます。
転売目的の不動産業者が買い取るため、市場価格の2~3割ほど安い価格での売却となり、残債も多く残ってしまいます。
2.引越し費用を確保することができる。
債権者(お借入の金融機関など)とのお話合いの中で、お手元に引越し費用を確保することが可能です。
ほとんどのお客様が引っ越し費用を確保されています。
引越し費用はゼロ。
さらに強制退去を命じられる場合もあります。
3.家族のプライバシーを守ることができます。
近隣に知れ渡る前に通常の売却活動を行うため、競売にかけられていることを知られることはありません。
競売に比べて金額を比較されることが多いですが、解決されたお客様からは「競売を避けられたことで、精神的に楽になれた」というお声をたくさんいただいています。
物件写真や競売情報などを掲載した広告が近所に知れ渡ってしまう。
不動産業者や競売業者が下見に来る事も。
4.お身内や投資家などのご協力によっては、住み続けられる場合もあります。
お身内の方の協力や、投資家さんの協力次第では、現在のお家に住み続けることができる場合もあります。
そのために必要ないくつかの条件は、ご希望の方に向けてご面談時に詳しくご説明しています。
落札されてしまうと、
立ち退きせざるを得なくなります。
ご相談から任意売却成立までの流れ(5つのステップ)
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裁判所から手紙が届いている場合は、すぐにご連絡ください。
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ご希望に沿った解決方法へ導くため、詳しい状況やご希望をお話し下さい。
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的確な条件で進めていくために、ご自宅の調査に伺います。
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債権者との交渉は全て担当する専門家が行います。税金の滞納等についてもご相談下さい。
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購入者または住み続ける協力者が見つかれば契約、任意売却成立。
任意売却の費用
お客様に直接ご負担いただく費用はございません。
相談料や報酬などを請求することは一切ありません。
任意売却が成立した際の不動産売買仲介手数料についても、お客様から持ち出しでご負担いただくことはございません。
私たちの報酬は、債権者とのお話合いのうえで任意売却で得られた金額の中から、『不動産売買仲介手数料』として配分される仕組みとなっています。
そのうえで、お客様にはお引越し代等の費用を確保することができます。
ご相談の時期・競売取下げ可能期間
相談する時期は、早いほうが解決できる可能性が高い
残された期間が短いほど、買ってくださる方を見つけるのが困難になるため、時間切れで競売の取下げができないケースがあります。
裁判所から「競売開始決定通知」がまだ届いていない方も、今後の返済が難しくなるかも・・・というご不安をお持ちの方は、できるだけお早い段階でご相談いただくことをおすすめします。
早期段階でご相談いただくことで、選べる選択肢も可能性も広がります。
住宅ローン滞納から、自宅差押え(競売開始決定通知)までの流れ
住宅ローンの支払いが何らかの理由で難しくなり、返済をストップ。
銀行などの債権者から呼びかけ (督促状・催促書通知が届く)
「期限の利益の損失」による一括弁済となり、残債を一括で請求。
保証会社・債権回収会社に債権が移管する。
金融機関など債権者により、裁判所へ競売申し立ての申請が行なわれます。
競売開始決定通知が届き、ご自宅に裁判所から執行官が訪問。
その後の流れについては、「裁判所から執行官が来た方へ」をご覧ください。
お早い段階でのご相談が、「早期解決」へのキーポイントになります。
サポートできることはまだあります。
あきらめずに、一緒にがんばりましょう!