住宅ローン返済!間違った7つの対処法
金利が金利をうみ、気がつくと借金地獄。自己破産すれば、借金は清算されますが、もっとも恐ろしいのは、借金地獄の苦しさから心がお金に支配されてしまうことなのでは、ないでしょうか。
最近は明るいCM等の影響で、借り入れする事への抵抗が薄れつつあるように思います。しかし、やはり住宅ローンの返済に充てるための借り入れは賢い選択とは言えません。ましてや、それがキッカケで更に状況が悪化するリスクがあります。いずれにしても競売にならないために、早め早めにお電話ください。
「今の生活を維持したい」「妻や子供に迷惑をかけたくない」という気持ちはわかりますが、それで大切な人の家庭まで壊してしまったら、元も子もありません。
今のこの状況を“生活状況を見直すとき”と考え、このようになってしまった原因と、これからの家族の幸せについて考えてみてはいかがでしょう。
不幸になってしまう人を増やす結果になりうる、親や兄弟からの借り入れにはご注意ください。しかし、住宅ローンのこと、家のこと、任意売却についてはどうでしょう?弁護士の先生は自己破産をさせるプロですが、競売にならない方法や、住み続けることや、引越し代を捻出する方法は教えてくれません。
『弁護士事務所に行ったら、「とにかく自己破産しろ」と言われた。』
「とても横柄な態度で、希望など一切聞いてくれなかった」
「専門用語を並べられて、意味がわからなかった」
「厳しい口調で怒られているようで辛かった。その上、相談料まで取られるとは・・・」
私の元へ相談に来る多くの人は、このように言われる人が圧倒的に多いです。
どうしてもテレビで見る弁護士のイメージが強いせいか、弁護士に対する期待が大きすぎるのも最近の傾向にあります。また、弁護士の先生は自己破産をさせる専門家ですが、自己破産しなくても、解決できた事例はたくさんあります。
不動産のこと、マイホームのことは、任意売却の専門家にご相談ください。どうしても弁護士の先生と話がしたいという場合は、顧問弁護士を紹介させてもらいます。
これは、自宅が競売になった後に、私の元へ相談に来られた60代男性の言葉。
この言葉を聞いたとき、胸が締め付けられる気持ちでした。
家に対する愛着と、支払わなければならない責任感から、取り返しのつかない事態になるケースが多々あります。
こんなケースもありました。
親の貯金を切り崩して返済に充てたが、その後、競売になってしまい親子共々の生活がぐちゃぐちゃになったという例もありました。
「大切なもの(家)を手放して、本当に大切なもの(家族)が、何であるかを知った」
このように言われる人も、多く見てきました。後悔しないように、早めにご相談ください。
「1円でも多く返したい」と思うのが、人としてのあるべき姿でしょう。しかし、約束どおりの金額の返済でなければ、銀行などの金融機関は、いずれにしても強制的に競売を実行せざるを得ません。
家を守ることは大切なことです。しかし、家族の生活を守ることはもっと大切なこと。
今後、どうして行くかをしっかりと考える機会を作るためにも、ご相談ください。
(気持ちはわからなくはないですが)住宅ローンを滞納しても、すぐに出て行かなければならないという事はありません。住宅ローンの滞納から、競売の手続きに入るまで約3ヶ月。さらに、そこから競売の実行まで約6ヶ月かかるからです。
引越しをすれば、そこでも家賃などのお金が必要になります。しかし、上記にある様に、滞納してから競売の実行前の期間は住み続けることが可能です。
早い段階で引越しをする前に、今後の希望をお聞かせください。可能性はあると思います。
(競売になった後に相談に来られてもどうすることもできないのです)
そんな方へ必ず質問することがあります。
「なぜ、今まで相談に来なかったのですか?」
「どうせ、無理だと思って」
このように、言われる人がものすごく多いのです。
「せめてあと1ヵ月、早く電話をくれれば・・・」
「初めてホームページを見た時に電話をくれていれば・・・」
「裁判所から郵便物が来た時点で電話をくれていれば・・・」
このようなケースは数え切れないほどあります。
「どうせ無理だと思う」なら、思い切って電話やメールでご連絡下さい。
諦めなければ、解決できた事例は数え切れないほどあるのです。